ポートレートをはじめるのに高い機材は必要か?

ポートレートをこれから撮ろうと考えている人たちが、初期に共通して悩むことの1つが、機材は何を買うべきか、ということではないでしょうか。ホームページを見ると、山のような情報に溢れていて、しかもポートレート向きと言われている機材は、カメラにしてもレンズにしてもとにかく高い!そんな情報の渦に巻き込まれて、結局何も買えずに動けなくなって、立ち尽くす人もいることでしょう。

そんな人たちに、発想の転換を提案したいと思います。それは、

ポートレートが上手くなる=高い機材を買うこと

ではありません!!

ポートレートが上手くなる=ポートレートをたくさん撮る

です!
これは間違いのない真理と思います。

よって、ポートレートをたくさん撮るためには、どんな機材が適しているか?という問いに応えられるものを買うことがとても重要です。買うことがGOALではないことを忘れないようにしましょう。

雨の日だってシャッターチャンスはたくさんあります。
BEATNIK_yokohama実践編講座 Model Rena
Fujifilm X-T20/XF35mm F1.4
Adobe Lightroomで編集


その条件下で私が選ぶ基準は以下の通りです。

①重くない
②コンパクト
③撮影より機材が気になってしまう程、高いものは買わない

比較的新しい機材であれば、機能的には全く問題ないはずです。巷で写りがどうと言っているのは、機材としての性能の話であって、撮影した写真の優劣の話ではありません(例えば、後ろが綺麗にぼけてモデルが浮き出るのが良いというのは、数えきれないほどある撮影方法の中の1つに過ぎないと私は思います)。おそらく思った通りに写真が撮れるようになると、機材で不足している部分を補うために、高いカメラやレンズを買うことになるでしょう(笑)。しかし、それはある程度撮れるようになってからでも遅くありません。最初はたくさん撮って、知識や経験を積むことを優先に考えて、機材は選ぶべきだと思います。

①②は、できる限りたくさん撮影をするわけですから、持ち歩く機会も距離も多くなりますので、お分かりいただけると思います。実は③が結構重要で、道具は無理して高いお金を出して買っても、何もいいことはありません。傷つけたり、多少無理をさせたりするのは当たり前なのです。もちろん大切に使うことは重要ですが、必要以上に気を遣うのは本末転倒です。俺のところに来たからには、お前を使い倒してやる!くらいの勢いで接せられる機材を買いましょう。

番外編として、見た目が気に入ったものを買うのもありですよ~。持ち歩くのが楽しければ、必然的に撮影機会も増えると思いますので。

最後に私から、具体的なポートレート撮影のスタートアップとしておすすめは
●カメラはミラーレスでできる限り軽いもの
●レンズは焦点距離50mmくらいの単焦点
●最初の機材はできる限り安く揃える
(あとで絶対いいのが欲しくなるので!)

です。

それではカメラ屋さん、もしくはネットショップにGO!(笑)