ポートレートのはじめ方②

さて、カメラを購入し、「おれはポートレートを撮りたいんだった…かもしれない」と思うところまで進みました。すると次に訪れる難題が、「どこで撮ったらいいんだろう?」ということになることは明白です。ここまでは、みなさん辿り着くことはできます。問題は次の選択肢によって、あなたのカメラライフが永続的なものとなるのか、はたまた自分には無理かもしれないとあきらめてしまうのか、決まってしまうということなのです。

結論から申し上げますと、何かしらの「ポートレート講座」を受けてください!

今であれば、「ストリートアカデミー」という便利なアプリがあり、時間や場所、教えてくれる内容を見ながら自分に合った講座を受けることができます。料金設定も1回6,000円~7,000円くらいで受けられます。昔のように、3か月コースで数万円というような料金設定でもなく、前もって予定を組む必要もなく、空いた時間を使って1ショットで講座を受けることができるので、非常に便利です。

2回目のポートレート撮影。この日は光のとらえ方について学びました。
BEATNIK_yokohama中級編講座 Model Yuka
Fujifilm X-T20/XF35mm F1.4
Adobe Lightroomで編集



ではなぜ講座なのか。それにはいくつか理由があります。

①最低限の知識と技術が必要である

ポートレートは今のご時世、たくさんの撮るチャンスがネットに転がっています。撮影会・イベント・SNSによる被写体募集などなど。Twitterやホームページにはその時に撮影した写真がたくさん上がっています。しかし、何の知識や技術もない状態で、そのような場所で撮影しても、できあがった写真に絶望するのが落ちです。ネットに散在する綺麗な写真は、それを撮影したカメラマンの技術的裏付けがあるのです。高い一眼を買ったら誰でも撮影できるというわけではありません。もちろん、そのような勉強をしなくても綺麗な写真を撮れる方は、それなりにいらっしゃることでしょう。しかし、それはいわば特にスポーツをやっているわけではないのに、何でも運動をこなしてしまう優等生の話であり、一般論ではないことを肝に銘じておいた方がよいです。

②度胸を鍛える必要がある

あなたがもし、小さい頃から異性にモテモテで、異性と話すときも緊張などしたことない、ということであれば、これは必要ではありません。しかし。大多数の人(と信じてますが…)は、女性からカメラ目線をもらった瞬間、緊張して手振れが盛大に発生するはずです(笑)。撮影会やイベント撮影する時は、目線をもらえるタイミングは、ほんの短い時間です。ただでさえ技術がないのに、目線をもらった瞬間緊張して舞い上がってしまうような状態で、果たしてよい写真が撮れるでしょうか?その点、講座ではある程度の撮影時間を確保して、モデルさんを独占できるタイミングがあるはずです。当然最初はめちゃくちゃ緊張します。しかし撮影をしているうちに、目線をもらっても落ち着いて撮れるようになります。そこで度胸を養い、異性を撮ることに慣れることが、とても大切なポイントです。


他にも色々と理由はありますが、少なくとも上記のような問題があり、結局家に帰って撮影した写真を確認したら、ブレブレだったり、色がおかしかったり、明るさが足りなかったりして、「自分には写真の才能がない」と結論を出し、カメラがお蔵入りになることが多いのではないかと危惧するわけです。

ちなみにここに書いてあることは、すべて実体験です(笑)。しかし、大丈夫です!知識を学び、経験を積めば、誰もがある程度綺麗な写真を撮ることができるようになります。

そのためには、多少のコストはかかりますが、カメラを、そして異性を撮影することを人生の趣味として、長く付き合いたいのであれば、最初の一歩として、講座を受けていただくことを、強くおススメいたします。

ちなみに私は、「BEATNIK_yokohama」の野田先生から教えてもらっております。メニューの外部リンクからも行けるので、ご参考にしてください。